一年ぶりな大阪 その4 京の居酒屋「伏見」
いよいよ鬱陶しい梅雨ですな
けど関東の水がめは暖冬のおかげで雪解け水がなうて危機状態とか
飲食店には辛いけど、ちょっとは雨降ってくれないとね。
さて、5月の大阪・京都旅行も二日目にはいり
大阪のホテルを出て、一日中京都西部を歩き回り
疲れ果てて、雇用の宿、町家に荷物を置き
次男と長女、奥さんと4人で晩ごはんに出かけようとしたら
次男が、「おれ部屋で寝てるわ、腹減ってないし・・・」と脱落(´・ω・`)
致し方なく、ムスメと奥さんで京阪三条近くの超有名居酒屋「伏見」さんに。
ここは予約が無理なんで、開店早々の五時に入店。
先客は年配のおやじとムスメ、、、同伴?なカップルのみ。
こちらは京都の中でも、すんごいお魚の美味しいお店で
白木のカウンターのみ、さて20人ぐらいは座れるかな・・なお店。
入ると奥から詰めて、て元気マンマンなおかみから指示を受け座りました。
何呑む?
今日はこれとあれとそれがおススメ、、、とにかく機関銃みたいな女将(^^♪
とりあえず、ビールと日本酒、で乾杯。
メニューは
とりあえず、前夜の大阪は久しぶりの失敗な夜やったんで
仕切り直しで、お造り!!
もちろん、鯛とハマチ
ちなみに関東で「ハマチ」は養殖のブリを指しますが
関西ではハマチはブリの子、つまり関東のワラサですね。
ここもそうやけど「天然ハマチ」と書いてありますわ、関東の人が見たらちんぷんかんぷんですな。
鯛は、2キロクラスやけど、実に1/4半身
メチャボリュームあるがな
ハマチも腹のとこを1/4身
写真ではわかりにくいけど、お皿は30cm近くありますねん!
鯛もハマチもコリコリでこりゃ旨い、しかも安い、ハマチなんて580円!!
魚屋よりも安いよ!
お腹も空いてたから、飲みつつパクパク食べてたら、
カウンターの目の前で、機関銃みたいな女将は学生バイトに向かって大声で
「りゅうへい、なにボーっとしとんねん、ちゃっちゃとせんかいな!!」
ぼろくそ!
初めて入ったお店やから、こっちがビックリしてたら
すかさず女将が
「ホンマ京大や言うても、使えんわ」と追い打ち。
この日はバイト君2人いて、両方京大生。
けど片方は、まぁ見ててもようわかる使える子、
りゅうへいはまだ新人らしく、容量が悪い、、しゃあないけどね。
聞いたら神奈川の橋本生まれで、京大に入りたくて下宿してるそうな。
つつじヶ丘とメッチャ近いやん、
女将に怒られんように、「ここ、こないしときや」とかアドバイスしたりして
なかなか面白いお店。
次はなにしようかな、て壁のメニュー見てたら
「かぶと食べへん?」と女将が
断れる状況でもなく、「はい」と素直な返事(^_-)-☆
ほどなく、さっき下ろした鯛のカブト煮withゴボウさん
見た目は薄そうやけど、しーかり味付いてて、ええ塩梅だす。
さて、5月、関西と来れば鱧やね、活はもたたき。
はもちり(関東では湯引きとも)とどない違うの??
とにかく大量の九条ネギの中から現れたんが、これまた身厚の鱧
どうやら炙ってたで酢に浸かってはる。
あっさり、すっきりで、これは日本酒が進みますわ。
ちなみにこちら、日本酒は390円也、どんだけ~~(^◇^)
初体験のウニ天
ウニを海苔で巻いて素揚げしたはる、お塩がついてるけど
このままでも磯の香りがしてええわ!
活おこぜて言いかけたら、これ以上お造りは無理!って奥方の苦情に従い
白子ポン酢
なんやったか、忘れたけどお魚の内臓の蒸したん
赤みそなもろきゅう
ここでお店は超マンマンで
女将もバイト君たちも大忙し
やねんけど、女将は客とのお話は忘れない、プロだ!
で、聞いてたら、どうもこの地京阪三条の再開発で立ち退きのなる
しかもそれは5月末
さらには次の場所は未定・・・このまま辞めるかも、とも。
え!?こんなええお店、、、無くなるん?
と思たら、いても立ってもいられず「活おこぜくださ~い!!」
奥さんは「え~(´・ω・`)」っていう顔してたけど
二度と食べられへん、となると食べたいモノ。
とはいえ、次回京都に来るん?って聞かれたら???やけど。
おこぜ、肝も心臓も付いてます。
ポン酢でこれは絶品。
さぁ京都、湯葉の本拠地、ということで
生湯葉クリームチーズ(‘◇’)ゞ
ここで日本酒から、ワインに!(^^)!
茄子田楽
田楽味噌は東京より甘い
熱々やけど、赤ワインにも合うな・・・
鱧天、贅沢やねぇぇぇぇぇ
サクサクで軽いね、鱧を揚げたら。
そうこうするうちに、さっき食べたオコゼの骨を唐揚げに
ええ顔してはる、最後の最後まで食べてあげないとね
ホンマ、こんなええとこやってんなら、もっと早く来たら良かった。
しかし先月でおしまい、とは(*_*;
伏見さん、また再開してください、4年後の7回忌の時に行きますから(^-^;
で、時間は8時、3時間一本コースで帰宅・・・
と思いきや、手ぶらではございませんがな、
留守番の次男にお土産
そう、実は伏見さんの名物はもうひとつ
それが「バッテラ」
この日は5本しか作ってなかったらしく
早々と持ち帰りの予約をしときました。
これを持って帰らなあかんので、先斗町も寄らずに一直線に北野天満宮近くの町家に戻ってきた、というわけさ。
部屋に入ったらムスコは一寝入りした後で、携帯で麻雀ゲームの最中。
どうやらお腹が相当減ってたらしく(せやから来たらよかったのに)
一人でバクバクとほとんど食べてました。
これならもう一本買えばよかった。
伏見さん、女将さん、ご馳走様でした!!
そして、町家で檜風呂に浸かり
夜は更けていくのでした。
親戚の家・・・やな、こりゃ。
次回はいよいよ最終話です、お付き合いありがとうございます。