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あぁぁぁ香箱ガニ、されど香箱ガニ、またね!!


2017年01月11日

今年の年末年始は3日間のお休みやったんで、短か!!って思ってたけど、意外にもちょうど良かったですわ。

あんまし長いと、身体がなまってしまうからね。

さて、去年もいろいろと食べ物のお話をしましたが

実は一年がかりで計画、実行し、そうなんや、そんなスゴイんや、て知ったものがあるんです。

それが、「香箱ガニ」、別名セコガニなんですわ。

香箱ガニとは、メスのズワイガニのことで

メスは短期間に産卵を繰り返すので、

オスに比べて成長しなくなり、身体も半分以下の大きさらしく

実はこの卵がメチャクチャ美味しい・・・らしい、知らんけど。

けど、このメスを取ることはカニが絶滅してしまうわけで

だからメスのズワイガニ、つまり香箱ガニが市場に出回るのは

カニ解禁の11月上旬から年末までしかない!

そんなことを知ったのは、実は金沢出身のスタッフりゅう君で

彼が香箱の自慢話ばーっかりするんで

ほな、一辺買うてよ、ってお願いしたら、一昨年の秋、金沢の親戚に頼んでくれてわざわざ送ってくれた、のがこれ

見た目は長さ8cmぐらいの甲羅にきれーな足が並べられてて、ふーんこれがそうなのね

で、身をほぐしてみたら

中から内子と外子が満載で

三杯酢につけたら、これはなんでしょ!!

甘ーいしっかりした内子とトビっこみたいな外子に足の身があわさって

これはこれは至福の味!!

実は去年の秋に金沢に旅行したんですが、行くことは一昨年には決まってたので、

ぜーったい現地で本場の香箱を食べるぞ!!になり

待つこと1年

よーやく、実りました。

まずは国分町市場で現物を確認したら、ほぉぉぉ600円から2000円といろいろとあんのね、な香箱さんで

加賀温泉の司さんでいただいた現地第一号の香箱はこちらで

こちらの足は自分でほじくるタイプのやつで、

濃厚な味は変わらんけど、ちょいとじゃまくさいヤツで

でも、こちらのカニ酢はホンマ上品な逸品で、ランチでしたが、ヤッホーなええヤツでした。

その後、現地第二弾は、能登の百楽荘でいただいたもので

遠めはこんなで、

お近くにいけば、こちらの香箱は足の身の上にきれーに外子を持って、さらに両手の爪が

開けると

こちらも三位一体の香箱で、まぁ日本酒しかない訳で

このカニはホンマに美味しいなぁぁぁぁぁ、

カニさん貴重なお子さんを山ほどいただいて、ありがとうございます。

 

 

で、これは東京でも食べたい!!

けどこの状態では売ってない

なら・・・自分で作るしかない、

ということで、築地に行ったときに、たまたま茹でた香箱ガニを打ってたんで

ぺティーナイフに比べてもこんな大きさ。

ちなみに築地で一杯750円

まずは足を全部切って

外子がへばりついてるふんどしを外して、何層にもなってる貴重な外子をスプーンできれいに剥がして

甲羅を外し、みの(黒いヒラヒラ)を捨てて

かぶ(足の付け根)を二つに割ると、味噌と内子だらけで

こちらはきれいにこそげ取って甲羅に盛合せ

足、かぶの身も、ちんこいけど、きれいに外して

内子、外子、味噌をかるく和えて、その上に足の身を乗せたら、

まぁ初めて作ったけど、こんなもんかね

しかし一つ作るのに、メッチャ時間かかる、これは大変な商品ですわ。

一人に一杯ずつ渡して、適当に食べてね、とは全然ちがうからね。

ただ今回、というか年末の香箱は期待してたほどやなかった、、、甘みが薄かったかな、

築地産と現地とでは、残念ながら、あぁぁぁぁあ、なレベルということなんか、買うた店なのか、、、はたまたボクのせい???(≧◇≦)

この1年にわたり、いっちゃん好きなズワイガニやけど

その中でも、こんなに繊細かついろんな食感のと甘みを教えてもろた香箱さまに感謝です。

また、今年の11月にお目にかかれることを期待しとります。(‘◇’)ゞ