富士の穴なところ 2 これが洞窟なんか!!
2月22日小雨です、今朝はテニスの予定でしたが、さすがに濡れてるし体感温度は平昌ぐらいなので中止(^-^;
すごいですね、ゴールド4個!!しかも女性のスゴイ躍進!!!草食男子もガンバレよ(笑)
さて定休日シリーズは富士山の穴を目指した続きで
穴の前に河口湖近くで炉端焼きとほうとうでお腹パンパンになったムスメ&パパは歩いて河口湖駅に
今回探し出したのはその名も「青木ヶ原樹海洞窟探検」という過去にない実に十字熟語なアドベンチャーで
青木ヶ原と聞くだけでもビビるのに、もちろん泣く子も黙る樹海で、しかも川口浩(若い人はしらない)探検隊までついてる、オトロシーもので
けど、駅に迎えに来てくれたガイドさんは大森さんと言う名で、通称うたえもん(大森うたえもんやね)という別にオトロシー訳でもなかったのでホッとしたりして
聞くと今日のツアーはボクらふたり、つまりガイド1人にボクらだけのセレブなプライベート探検、とあいなり
早速お迎えのプリウスに乗り込み、お互い自己紹介
ガイドさんは河口湖出身で、師匠に弟子入りして、いろんな知識、技術を身に着け
ガイドとて独立したお兄ちゃんで
その前日は鳥害駆除で散弾銃でキジを撃ってきた、らしく、キジはまだ食べてないけど大変美味しいらしい!(^^)!
イノシシやシカも駆除で撃つみたい、オスよりもメスが脂が載ってて美味しい、、、食べたいなぁぁぁ
そんな話を聞いて30分ほどで青木ヶ原樹海に到着
ちなみにここが自殺スポットになったのは、松本清張の小説がきっかけで
別に大昔から名所だったわけではなく、50年ほどまえからの話なのでエライ迷惑だとか、あと、こちらは元上九一色村で、かの有名な宗教がサティアンを築き隠れてた・・・つまりホンマは自然のええとこやのに、迷惑千万甚だしいとこらしい
雪がのこるなか、ボクらはツナギに着替えグローブを付け、ヘルメットをかぶり、いよいよ樹海探検で
歩きながら、富士山のお話、まず富士山というのはいまの五合目あたりが元々の山で、それが実に5回も噴火して溶岩が隆起してのし上がったのが今の富士山なんやて、せやから単体のデカいキレイな山なんですね
青木ヶ原に流れた溶岩は土の上に流れ、草木を燃え尽くし、その後なんとか苔が生えだして、まず針葉樹が生えてくる
いろんな原生林が、、、青木ヶ原の大半はブナメインの針葉樹で、将来はこれが広葉樹になり、最終的に落ち着いた状態が「極相林」というらしく(たしか…)
ちなみにブナは「橅」と書くらしく、水分が多すぎて木造建築の材木には使えないから、木へんに無と書くんやで、とか教えてくれたり
足元には馬酔木(あせび)が生えてて、馬が食べて酔うほど毒があり動物たちは食べないから、どんどん増えてるらしく
うーん、展開がブラタモリみたい、というたらガイドさんも大好きな番組らしくで、もうこの時点からいろんな質問投げられてブラタモリゴッコしながら散策!(^^)!
今回の目的地「富士風穴」に到着で
溶岩には粘度の高いアア溶岩と流れやすいパホイホイ溶岩があり、冗談みたいな名前はやっぱしハワイのキラウエア火山からきてる現地の言葉らしく
粘度の違う溶岩が重なると固まる時間が違うので、いろんな隙間にガスが溜まって爆発や穴ができるたりしたのが風穴で、富士山には100以上もあるらしく
この雪の下から入っていくわけで
下から上を見上げるとこんな感じで
さぁ洞窟、いや風穴探検スタートで
風穴の中は年中0度なので、この時期は中の方が温かい、ちなみに数日前の樹海はマイナス10度やったらしいから、10度の気温差
ハシゴを伝って降りていくと、中はまーくら、で、ヘッドライトを点けて歩き始める
そしたらいきなりつららの山、天然記念物に指定されてるから、触ったりできません、ましてや折ったりしたら捕まるらしい
上からポタポタを落ちてくるつららに対して
下に溜まった水がドンドン山になってくる、ほんでこんなんになるのが
氷筍、氷のタケノコ、でひょうじゅんと言うらしく、これぐらいやったらほんのひと月ほどでできるらしく
なかにはこんなに伸びる子も
洞窟の一番奥地は、穴の底から数10mも氷が固まった氷室で
実に不思議な、すんごい自然で
3人がヘッドライト消すと、漆黒の闇
時間が経っても、まーたく真っ黒、なんも見えない、不思議と耳と鼻が利いてくる・・・五感のバランスということなんか、、なんかスゴイ
30分ほどで洞窟を出てきたボクらに、ガイドさんはまだ時間があるから野生動物を探しに行こう、とさらに樹海に・・・ボクら脅かされてお金奪われたら生きて帰られへん、、、みたいなことはやっぱし無くて(^-^;
ぴーかんな樹海は気持ちよく、けど結果的に足跡しかないて
チョーキレ―な富士山を見て感動したツアーでした、ありがとううたえもんさん。
ちなみにこちらは、河口湖駅で買った、全国の地酒を「旅酒」というブランド化した富士バージョンで、知人がプロデュースしてるらしく、買ってきました。
ちょいと栄養剤みたいやけど、お酒はしっかりコクがあって、ボクの好きなタイプでした。
今回お世話になったツアー
THE HIGHEST PEAK